知っておきたい「酒」の世界史

2連続酒。まぁ良いか。
少し前に色々出てた「知っておきたいシリーズ」(勝手に命名)のひとつ。


知っておきたい「酒」の世界史 (角川ソフィア文庫)

知っておきたい「酒」の世界史 (角川ソフィア文庫)


世界史の名のとおり、
自然発酵した果実の発見、口噛みの酒に始まり、
ワインから、蒸留酒の元祖「アランビック」を経て、
最終的にカクテルへと至る変遷を
きっちりと時系列に沿って紹介してあります。

しかし、壮大な歴史に比べて本は薄いです。
つまり、内容も表面をなでるだけに留まっています。
# あまり深くても取っつきづらいですが。


ただ、酒に興味があり、酒の事をもっと知りたい! と思う人や、
飲みながら雑学を披露したい人などにお勧めします。
スミノフアブサン、グレン・フィディックなど知っている商品名も
ちらほら出てくるので、それらが好きな人はきっと楽しめることでしょう。


文章の印象としては、短編コラムを集めたようなつくりなので、
2・3ページでひとまとまりになり、隙間時間に読むには最適。
ごく稀に著者の私見や冗談が入ったりして、決して固い文章ではありません。


酒に関する知識を広げて、飲み屋でモテたいのなら、是非ご一読ください。